保育士の皆さんは「私が休んだらどうなるの?」と考えたことがあるのではないでしょうか。わざと病気になるつもりはないし体調管理には気を助ける。
だけど、どうしても体調が悪い時や休みが欲しい時誰が代わりをしてくれるんだろう…と私は不安になったことがあります。
そこでこの記事では保育士が休みにくい理由や、休むべき基準をご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育士は休みづらい職業
1人担任・主担当
1人担任だと計画休でも取りにくいのに、突発休だと本当に申し訳ない気分になりますよね。複数担任だったとしても自分が主担当の日だとペアの先生に申し訳ない気持ちと、関係が悪い場合は「嫌な顔されるだろうな…」という憂鬱さも混じって本当に言い出しにくくなります。
個人的には「今日休んだからもう突発休は許されない」と言うプレッシャーが今後加わってくるのが辛かったです…
人手不足
たとえ担任を持っていたとしても、フリーの先生など常に手の空いている保育士がいればまだ休みやすいのですが、多くの保育施設は保育士不足か人件費削減の為ギリギリの人数で回しています。
自分が休むと誰にどんなしわ寄せがくるか想像できてしまうので余計に休み辛くなってしまいます。
休みづらい雰囲気
有給消化でもあっても理由を言わないといけなかったり、もっともな理由がなければ有給を取ることさえ認めてもらえない職場もあります。また、身体にムチ打って出勤するのが美学のようなところがあります。
「暇なこの時期に有給使ってね」と言われる職場も多いですよね。
保育士が休むべき基準は?
では、吐き気・頭痛・微熱、憂鬱な気分など保育士はどの程度の症状で仕事を休むべきなのでしょうか。
微熱
コロナ禍になる前は微熱どころか高熱であっても解熱剤を飲んで忙しい時間だけでも出勤するような保育士もたくさんいました。特に早番だと自分が行かないと開ける人がいないというような状況がありました。しかし、今は微熱であっても休むべきです。
職場は「微熱がある」と言われれば休ませるしかないですが、いい顔はしませんよね…「大丈夫?無理しないでね」なんて保育職ではなかなかかけてもらえない言葉です。
頭痛
普段からの頭痛持ちであれば痛み止めなどを服用して出勤するか、治るまで少し待って遅刻して出勤するのが妥当です。ただし、いつもと違う頭痛はコロナや他の病気の症状の可能性もあるので判断が難しいところです。
吐き気
吐き気は理由によります。ノロや胃腸炎のような感染症の可能性がある場合絶対に出勤すべきではありません。ただ、ストレスによる精神的なものであれば出勤は出来ますが、身体と心の為には休息を取るべきです。
精神的なストレスが身体にまで現れてきているのなら、無理に仕事を続けることはお勧めしません。壊れてしまった心と身体は仕事を辞めたからといってすぐに回復するような簡単な問題ではないからです。
憂鬱な気分
憂鬱な気分で突発休を取るのはあまりオススメしません。休んだからといって次の日元気が回復して清々しく出勤は出来ないですよね。
多分、休んでしまったことで自分を責め余計に行きづらくなってしまいます。
休みたいほど憂鬱な気分が続くのであれば転職を考えていいと思います。誰にでも合う仕事と合わない仕事があります。合わなかったことは恥ずかしいことでも自分を責めることでもありません。ただ「合わなかっただけ」です。
どうしても行きたくない時
体調不良であれば、突発休であったとしても休まなければならないことがあります。しかし「どうしても行きたくない」という精神的な理由で突発休を取るのは避けたほうが自分の為です。
休んでも楽しい1日にはなりませんし、1日くらいで心は回復しません。
突発休の連絡をするだけでも気が重いし、次の日に謝らないといけないと思うとさらに地獄です…
休みたくなるほど辛い職場であればきちんと計画的に転職を考えましょう。
それでもどうしても行きたくない
それでもどうしても行きたくない、いますぐにでも辞めたいと言うほど追い詰められている人は退職代行など第三者の手を借りるのがいいと思います。
「辞めさせてください」といって「そうですか」と次の日に辞めさせてくれる職場などありません。最低でも退職までに1、2ヶ月は掛かりますし、話し合いも必要です。
「もう今日から行きたくない」と言う場合は、今後のトラブルを避ける為に第三者を立てて処理をしてもらってください。
返さないといけないものや提出しないといけない書類などもあるのでブッチは現実的ではありません。
個人的に、私は非常識な方法であっても「限界」と感じたなら退職すべきだと思います。自分の心をすり減らし、体調を壊してまで敬意を払う価値のある職場か考えて決断するといいと思います。
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