普段「幼稚園教諭免許状」が必要になることはほとんどありませんが、就職や転職、免許の更新時にはこの免許状が必要になります。いざ探してみると見つからない!実家に置いてきた!という人は多いのではないでしょうか。
幼稚園教諭免許状を紛失した場合や手元にない人は以下のどちらかを申請しましょう。
・幼稚園教諭免許状の再発行
・教職員免許状授与証明書の取得
この教職員免許状授与証明書とは取得日など、免許状と同じ情報が記載されているもので幼稚園教諭免許状と同じ効力があります。正式な免許の証明として使えるほか、免許の更新時もこれがあれば問題ありません。
教職員免許状授与証明書の
▼取得方法はコチラ▼
どちらも申請には時間がかかるので早めに手続きをするようにしてくださいね
幼稚園教諭免許状の再発行方法
幼稚園教諭免許状の再交付(再発行)申請先
→各都道府県の教育委員会
幼稚園教諭免許状は、各都道府県の教育委員会から授与されています。(各都道府県というのは、あなたもしくは通っていた学校などが免許の登録申請を行った都道府県です)
再交付に関しても、幼稚園教諭免許の授与先へ申請する必要があります。
この都道府県が分からない場合は、卒業した学校へ問い合わせをするか、自身で免許登録を行った場合はその時の居住地の可能性が高いと考えられます。
再交付(再発行)の具体的な手続き方法
→各都道府県によって違いあり
各都道府県によってちがいますので、自分が申請する先の教育委員会のHPで確認しましょう。インターネットで、『教員免許 再交付 ○○県』と検索すれば調べられるはずです。
再交付(再発行)に必要な書類(例:大阪府)
→主に以下の5つ
- 教育職員免許状再交付願
- 理由書
- 破損・汚損の場合は、破損・汚損した免許状
- 手数料として、免許状1枚につき1,300 円分の証紙
- 返信用封筒(角形2号。A4判が入る大きさのもの)切手が必要
(1)(2)は、各教育委員会のHPから印刷します。印刷環境にない場合は、郵送で取り寄せたり、直接取りに行く方法もあります。電子申請が可能な都道府県もあります。
(4)の手数料は各都道府県の証紙で用意する必要があります。証紙は警察や銀行で購入することができます。これもインターネットで検索すれば、購入可能な場所がすぐにわかるので調べてみてください。
添付書類に漏れがあると、返送されたり、再送したりと、余計な時間がかかります。しっかりと確認してから申請しましょう。
再交付(再発行)の費用(例:大阪府)
→手数料は1,300円
再交付だけならば大阪府であれば手数料1,300円(証紙で用意)です。(都道府県によって若干の差があります。)これに、往復の郵送費がかかります。
もし、氏名や本籍に変更がある場合は手数料や必要書類が違ってきますので注意が必要です。
再交付(再発行)にかかる期間
→基本的には2か月程度
基本的には2か月程度で手元に届きます。しかし、3月4月は申請件数が多く、もうすこし時間がかかるかもしれません。
また、直接持参したからと言って、郵送より早く再交付が受けられるということもありません。
氏名や本籍に変更がある場合の再交付(再発行)方法(例:大阪府)
→「書換+再交付」の申請を行う
氏名や本籍に変更がある場合は、再交付ではなく「書換+再交付」という申請が必要です。これも各都道府県によって具体的な手続き内容が違ってきますので、インターネットで調べてみましょう。
書換の際には、戸籍謄本または戸籍抄本が必要になります。また、費用も700~1,000円程度高くなりますので、注意しましょう。
「書換+再交付」にかかる期間は2か月程度で、再交付のみの申請と変わりありません。
教育職員免許状授与証明書 取得方法
1.教育職員免許状授与証明書はどこに申請する?
授与証明書は、あなたが幼稚園教諭免許をどこで取得したかによって申請先が違ってきます。あなたの幼稚園教諭免許を授与した都道府県教育委員会が申請先となります。
大抵は、あなたの居住地か資格取得のために通っていた学校の所在地の教育員会でしょう。申請の手続きや書類は、各教育委員会によって違うため、各自調べましょう。
例えば、兵庫県から幼稚園教諭免許を授与された人の場合「兵庫県教育委員会 授与証明書」とインターネットで検索すれば出てくるはずです。
2.申請の大まかな流れ
申請の細かい内容は各都道府県の教育員会によって違いがありますが、兵庫県を例にして説明します。
①申請に必要な書類を準備する
各都道府県の教育委員会のHPから、授与証明書の申請に必要な書類を印刷します。印刷環境にない人は、郵送で取り寄せるか、直接もらいに行きましょう。
②申請書類に記入する
氏名や本籍を記入します。(本籍が分からない人は事前に戸籍謄本などで調べておきましょう。)免許状の番号などを記載する欄もありますが、これは分からなければあけておいて大丈夫です。
③返信用の封筒と切手を用意する
授与証明書は郵送で送られてきます。そのための、返信用封筒と切手を用意しましょう。
④郵送・もしくは持参する
申請書の提出は郵送、もしくは直接持参します。直接持参したからと言って、交付が早くなるということはないようです。
3.申請にかかる費用
兵庫県の場合、証明書1枚につき手数料400円(兵庫県収入証紙で用意する)が必要です。
※収入証紙は銀行や警察で購入出来ます。
往復にかかる郵送の切手代も必要です。
4.申請にかかる時間
閉庁日を除く7日前後で交付されます。(7営業日ということです)しかし、不備があった場合は返信用封筒を使用して送り返されてきますので、再度申請が必要になります。名前や住所の変更などによる書き換えは、この授与証明書の申請内で行うことが出来ません。
結婚や引っ越しで変更があったにも関わず、書き換えを行っていなかった場合には旧届出内容で申請することになります。書き換えは、別途行う必要があります。免許の書き換えには2か月程度かかりますので、注意が必要です。
申請自体は比較的簡単で費用も時間もそれほどかかりません。しかし、本籍を調べたり収入証紙を購入したりと面倒な作業がいくつかあるので注意してください。
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