子育てが少し落ち着いたり、保育の仕事にも慣れてくると、ふと「このままでいいのかな」と漠然と不安な気持ちになることがありませんか?
・一生安月給の保育士…?
・転職したいけど気力も体力もない
・惰性の保育を続けてていいのかな…
・老後の資金大丈夫かな
こういった気持ちになることが多いのが40代の正社員保育士です。
「もう40歳だし」と思っている人も多いかもしれませんが、正解は「まだ」40歳!ステップアップだって、転職だって、理想のワークライフバランスだってまだまだ叶えられるチャンスの年齢です!
40代ってどんな年齢?
まず始めに40代がどんな年齢なのかを整理していきたいと思います。環境や自身の状態をきちんと認識することで、40代からでも無理のない範囲で保育士の仕事をはじめることができます。
身体の変化・体力の衰えを実感
40代になってガクンと体力が落ちた人は多いのではないでしょうか。大したことはしていないのに朝からすでに疲れていたり、一度座るとなかなか立ち上がれなかったり。他にも若い頃には感じなかった身体の変化がありますよね。
・身体が冷える
・温度差がこたえる
・ぐっすり眠れない
・風邪をひくとなかなか治らない
・夜遅くまで起きていられない
・少し走ると息切れがする
・腰や関節が痛い
・なかなか疲れが取れない
・視力が落ちる
・傷が治りにくい
私もアラフォーですが、視力が落ちたり夜は22時を過ぎると眠くて仕方なかったりと身体の変化を感じます。徹夜なんて絶対に無理です…
更年期に悩まされる時期
一般的に閉経を迎える45〜55歳くらいを更年期と呼び、この時期はホルモンのバランスが崩れ心身に不調が現れます。個人差がありますが、ひどい人は日常生活に支障をきたすこともあります。
・頭痛、めまい
・不眠
・不安、うつ
・イライラ
・ホットフラッシュ、動悸
・下痢、便秘
・肩こり、腰痛、関節痛
要するにありとあらゆる不調が襲ってくる可能性があるということです…
身体だけでなく心にも不調をきたす事があるのも辛いところです。
自分の事について考える時期
子育てをしている人は子供が小学生や中学生になって少し手がかからなくなり、自分のことに目を向ける余裕が出る時期です。また、独身の人や子供がいない人も自分の人生や将来について考える年齢です。
・やりがいを求める
・新しいことにチャレンジしたくなる
・お金の事を考える
・老後に不安を覚える
勇気や覚悟は必要ですが、まだまだ新しいことにチャレンジしたり新たに正社員を目指すこともできる年齢です。
叶えられなかった夢に再チャレンジしたり、将来につながる何かが欲しくなるなる人が多いですね。
次のステージにシフトする時期
子育てが落ち着いたり、仕事でもある程度の経験を積んできた40代。このままただ時の流れに身を委ねて時間を過ごしていくには勿体なさすぎます。
自分の過去と未来をしっかり見つめて「何ができるのか」「何がしたいのか」を考えて動くべき時です。
子育てをしている人はやっと自分のことを考える余裕が出てくる時期でもありますよね。
40代の保育士に考えて欲しいこと
30代は女性が一番忙しい時期と言われていて、がむしゃらに過ごしてきた人も多いはず。そして気がつけば「もう40歳だし…」と色々諦めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ステップアップするにも方向転換するにもまだまだ間に合う時期です。
50代になると本当に選択肢が狭まってきてしまします!ラストチャンスとも言える40代を大切に過ごしましょう!
40代のうちにどれだけ真剣に自分と向き合い将来のことを考えておくかで、これからの人生の質が大きく変わってきます。
この記事を読んでいるあなたは少なくともそのことに気づいた人だと思うので、ぜひ頑張ってもう少し掘り下げて考えてみてくださいね。
保育士として根を下ろす
あなたが保育士をしている理由は何でしょうか?
・保育士しかできることがないから
・子育てしながら働ける仕事だから
・待遇が希望に合っていたから
このように家庭の事情であったり条件で保育士の仕事を選んできた人も、そろそろ今後につながる働き方をするべきです。
✔︎ パートとして働いているなら正社員になる
✔︎ 長く保育士をしているなら主任などの役職にチャレンジしてみる
長いとあと20年保育士として働くことになります。毎日の経験が積み重なって評価されていくような働き方をしていかないと、振り返った時に後悔します!
妥協していることに気づく
妥協していること、ありますよね?
・自分に合わない保育
・理不尽な上からの指示
・給与の低さ
・サービス残業
・レベルの低い同僚
・時間に追われる毎日
「仕方ない」と思えば我慢できてしまうことが多いですが、でも本当はもっとこうだったらいいのにと思っていることありますよね。
1日8時間、週に5日、生活の大半である仕事で妥協することは幸せなことではありません。環境を変えるには勇気や行動力が必要ですが、大抵のことは希望に近づけることができます。
「小さい子供を抱えながらだからわがままは言えない」「経験がないから贅沢は言えない」と思って妥協してきた30代を乗り越えた今、無意識に妥協していたことは何か?考えてみてください。
ラストチャンスを掴む
・もっと評価されたい
・役職を経験してみたい
・人間関係の悩みがない職場で働きたい
・ボーナスがたくさん欲しい
・長期の休みを取って旅行に行きたい
こんな希望が叶う職場に転職したいと思った時、40代はラストチャンスとも言えます。
保育士は万年人手不足の職業。そうは言っても有利に転職できるのは40代がラストチャンス…!50代になると年齢だけで敬遠されてしまうことも…
希望の働き方を叶えるには?
自分が何を求めているのか、どう働きたいかが決まれば勇気を出してその希望を叶える行動を起こしてみましょう。
今勇気を出せ、ばきっと振り返った時「あの時頑張ってよかった!」と思えるはずですよ♪
給与の希望
お金の問題は働く限りずっとついて回ります。保育士は給与の低い職業と言うイメージがありますが、妥協は禁物です。ボーナスが年間4ヶ月出るところもあれば退職金が高いところだってあります。お金で職場を選ぶことは決して悪いことではなく大切なことです。
・役職に就く
・少し勤務地が遠くなっても都会で働く
・これまでの経験を評価してくれるところを探す
・ボーナスが高いところを探す
保育士の仕事は「昇給」で収入を増やすことが難しい部類の職業です。収入を増やしたいなら「スタート時点での給与が高い」ことが大切です。
人間関係の希望
40代は更年期も重なりメンタルがぐらつく時期です。イライラしたり心に余裕がないこともあり人間関係が悪化しやすい時期でもあります。その為できる限り人間関係が良い環境を整えたいものです。
・同じような境遇にある人が働いている職場
・小規模でアットホームな職場
・イベント等が少なく職員に余裕がある環境
・家族経営の園は避ける(経験上、独裁的な運営が多く人間関係が悪い場合が多い)
求人票ではなかなか分からない部分ではありますが、保育専門の転職サイトなどを利用して「実際のところどうですか?」と聞いてみると色々な話が聞けますよ!
こだわりを叶える
・年に数回長期の休暇を取って旅行に行きたい
・絶対に残業はしたくない
・子供のことを最優先にしたい
・理想の保育がしたい
・行事の準備が嫌い
・ピアノが苦手で弾きたくない
・担任を持ちたくない
あなたのこだわりは何でしょうか?これだけは譲れないと言うものをいくつかピックアップしてそれを最優先の条件として職場を探してみましょう。
「保育士なのにピアノが弾けなくてOKなところなんてないでしょ」と思っているあなた!それが結構たくさんあるんですよ♪
わがままと思える条件でも、それで問題なしとしてくれるところが必ずあるので妥協せず探してみましょう。
相談することも大事
一見わがままに見える条件や高望みと思われそうな条件でも実は叶えられる場合がほとんどです。なぜかと言うと「保育士不足が深刻」だから。
貴重な存在である保育士はわがままを言ってOKの存在であると認識しましょう。とは言っても理想の条件を並べてハローワークへ行っても「それはちょっと…」と言われるのがオチです。
こちらが条件を提示してそれにあう仕事を探してもらう場合に利用するのは、保育士人材バンクがオススメです。
登録後は担当者に任せよう!
資格などを登録すればあとはお任せでOKです。転職サイトでは専任の担当者がついて条件にあった仕事を探しては次から次へと提案してくれます。
条件交渉も代行してもらおう!
給与や勤務時間、勤務開始日などこちらの希望を担当者が代理で交渉してくれます。交渉が通ったら面接を受けると言うスタンスでOKです。
家賃補助などもつけてくれることが多いので何でも相談してみるといいですよ♪
面接までやり取り不要
求人探しから条件交渉、面接の申し込み日程調整まで全て代行してくれます。面接対策や履歴書の添削もしてくれます。面接のその日まで求人施設と連絡を取り合う必要が一切ないので在職中や子育て中で忙しい人でも負担がありません。
保育士は選べる立場
面接を複数受ける場合も上手に日程調整をしてくれます。また内定辞退も代行してくれます。見学をしたい場合も話をつけてくれるので常に有利な立場でじっくり選ぶことができます。
転職者は「選ばれる」立場のイメージが強いですが、転職サイトなら転職者が「選ぶ」立場で進められるので希望が通りやすいですよ!
取り扱っているのはこんな求人
保育士人材バンクでは保育士を必要とするありとあらゆる求人が扱われていますが、主に扱われている施設をご紹介します。
◾️小規模保育園
小規模保育園は0〜2歳までの園児を対象としていて定員も19名以下です。その為、比較的ゆとりのある保育をしています。幼児さんに比べると設定保育も少なかったり簡単で、イベントも小規模で開催されることがほとんどです。
アットホームなところも多いのであまり気負わずはじめられます。
◾️院内保育園
院内保育園は病院で働く人が子供を預けるための保育施設で、病院の一角や病院に併設されています。年齢は施設によって違いますが、大抵0〜就学前までです。一般の子供の受け入れはしていないので比較的小規模で運営されていて、行事なども少なめです。
ただし、24時間保育のところもあるので夜勤が必要な場合もあります。
夜勤は夜勤専門の保育士を雇っているところもあります♪
◾️企業主導方保育園
企業で働く従業員のために運営されている保育園です。企業の敷地内に設置されていることもありますが、離れた場所の場合やいくつかの企業と合同で運営されている場合もあります。
こちらも院内保育園同様0〜就学前までの子供を対象としている場合が多く、人数としては数十名程度の小規模の場合がほとんどです。
一般の保育園に比べイベントが少なく、あっても小規模な場合が多いので保育士の負担は少ないと言えます。
◾️託児所
商業施設などに入っている時間単位で子供を預かるような託児所もオススメです。長期での保育が不要な為個人記録や週案月案といった事務作業がほとんどありません。またピアノも不要な場合が多いです。
その時限りの保育を行うことがメインなので、新人保育士にも負担が少ないと言えます。
ただ、スキルアップを目指すのであれば託児所勤務は経験値としてはあまり高くありません。
◾️派遣保育士
保育士にも派遣という働き方があります。派遣であれば事前に研修が受けられえたり、登録者のスキルや状況にあった保育施設を紹介してもらえます。
また困りごとが起きた時には派遣会社の担当者が相談に乗ってくれたり間に入ってくれるので心強いでしょう。
「紹介予定派遣」であれば、派遣で働いてみて良さそうだと思えば正社員になることができますよ♪
派遣保育士の詳細や求人は転職サイトで聞くことができます。大抵登録に出向く必要があるので、自分の住んでいる地域に対応している転職サイトを選ぶようにしてください。
ここでご紹介した保育施設はハローワークや一般の求人媒体ではあまり取り扱われていませんが、保育専門の転職サイトであればたくさん取り扱われています。
次のステージにシフトする40代。ぜひ楽しい将来を夢見ながら前向きに考えてみてくださいね♪
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