公立保育園で働く保育士といえば「公務員」というイメージがあり、福祉厚生や保証が充実し安定しているイメージがあります。
薄給の保育士ですが、公立で働く保育士は例外な感じがしますよね！
恵まれた環境にあるように見える公立保育士ですが、実際に働いてみると大変なことも多く辞めたいと思っている人も多いようです。
公立保育園の特徴
公的な性質
公立保育園は、自治体が運営する公的な施設です。そのため、私立保育園と比較して保育料が安価であり、保育の質も一定水準以上が保証されています。
地域に根ざした保育
公立保育園は、地域の子どもたちを対象にした保育を提供しています。そのため、その地域の文化や習慣に配慮した保育を展開することができます。また、子どもたちが地域の中で生活することを通じて、地域とのつながりを深めることもできます。
基準に忠実
公立保育園には、資格を持った保育士が多く在籍しています。これは、自治体が保育士の採用にあたり、厳格な審査を行うことが一般的だからです。そのため、子どもたちにとって安心で信頼できる保育を提供できます。
園児数が多い
公立保育園には、地域の子どもたちが多く利用する場合があるため、園児数が多い場合があります。そのため、保育士一人あたりの担当人数が多くなることがありますが、自治体が補助金などを提供して、保育士の人員確保や研修の充実を図ることで、保育の質を維持しています。
地震などの災害時には避難所として機能
公立保育園は、地域の災害時には、一時的な避難所として機能することがあります。そのため、自治体が防災訓練などを実施し、地域住民に災害時の対策を呼びかけることがあります。
公立保育園の保育士が辞めたい理由
公立保育園で働く保育士が辞めたい理由は様々ですが、一例をご紹介します。
ガラが悪い
これは地域によって違いがあるので一概には言えませんが、公立保育園はガラの悪い家庭が多いことがあります。私立の保育園に比べると公立保育園は教育に力を入れておらず、あまり教育に興味がない家庭が多いのが理由かもしれません。
私も保育実習で公立保育園に行った時、保護者の方がタメ口で友達みたいに喋りかけてきたり、サンダルでお迎えに来るお母さんがいて衝撃を受けたことがあります…
施設が古い
公立保育園は私立保育園のように人気集めをする必要がなく、必要最低限の手入れで施設を維持していることが多いです。その為遊具や保育室など施設が古い場合があります。
お金をかけた可愛い遊具が揃っている保育園は私立の場合が多い気がします。
古い風習が多い
公立保育園の保育士は公務員のため定年まで働く人も少なくありません。離職率の高い私立の保育士とは大きな違いがあります。その為、昔からずっと続いている風習や保育が残っている場合が多く、新しいものを取り入れるのに抵抗があるところが多い印象です。
年配の保育士の中には「男の子なんだから」「女の子なんだから」と言うような言い方をしたり、今はタブーとされているような接し方を続けている人もたまにいますよね…
保育内容が均一で個性が少ない
今は教育的な一面を持った保育園がたくさんあります。英会話や体操、室内プールでのスイミングなど特徴を持った園が多くあります。しかし公立保育園は均一で安定した保育をしていることがほとんどな為、特徴的な保育はあまりみられません。新しい取り組みに興味がある人は物足りなさを感じます。
地域交流
公立保育園は地域交流を行なっている場合が多く「保育体験」のようなものもあります。忙しい日々の保育の中で定期的に地域交流行事があるのは負担になります。
異動がある
公立保育園で働く保育士は地方公務員の為数年で異動が行われることが多い様です。地方公務員なので転居は必要ない範囲での異動ですがこれは私立で働く保育士との大きな違いです。
内容を入力してください定期的に新しい職場に移らなければならないのは精神的な負担が大きいですよね。
公立保育園で働くメリット
公立保育園で働いている人が「当たり前」だと思っていることも、私立保育園ではそうではないこともたくさんあります。
公立保育園の良さも確認しておきましょう。
安定した雇用と待遇
公立保育園は自治体が運営しており、民間の保育園と比較して雇用形態や待遇が安定しています。年功序列で昇給があるため、長期間働けば給与が安定する場合があります。また産休や育休も取得しやすく、退職金や年金も多く貰えるので人生設計をしやすいと言うメリットがあります。
充実した福利厚生
公立保育園に勤務すると、各自治体によって異なりますが充実した福利厚生が受けられることがあります。例えば、社会保険や厚生年金、退職金や退職手当、財形貯蓄制度、職員食堂利用、健康診断、スポーツクラブ等の割引、職員旅行などもある場合があります。
地域に貢献
公立保育園は、地域の子どもたちを対象にした保育を提供することが多く、地域とのつながりが深くなることがあります。また、地域の文化や習慣を取り入れた保育を行うことができるため、保育士として地域に貢献することができます。
配置基準の遵守
公立保育園は配置基準を遵守した運営がされる為、保育士が足りない危険な状態で保育が行われると言うことがありません。また万が一そう言った状態にあるときは、地方自治体に報告することで迅速に対応してもらえます。
研修の機会が多い
公立保育園には、自治体が保育士の研修を積極的に行っています。保育に必要な知識や技術を学ぶことができるため自己研鑽ができる環境が整っています。また、研修の内容が充実している場合もあり保育士としてのスキルアップが期待できます。
公立保育園を辞めて転職する方法
公立保育園で働くメリットとデメリットを理解した上で、公立保育園を辞めて転職する場合は、以下のような方法があります。
転職サイトを利用する
転職サイトを活用することで、自分の希望に合った求人情報を検索することができます。また、転職エージェントに登録して、アドバイスをもらうこともできます。求人情報に応募したり、面接に参加したりするために、自己PRの書き方や面接対策を勉強することも大切です。
公立保育園での勤務経験しかない場合、私立保育園やその他の職種の事に疎い場合も多いと思うので、第三者の貴重です。
転職サイトのスタッフは公立保育園の特徴や実態を知っているので、それを踏まえた上で相談に乗ったりアドバイスをくれますよ！
直接求人に応募する
求人情報が掲載されている企業や保育園に直接応募することもできます。求人情報を調べたり、求人情報誌などを利用して自分の希望に合った求人を探すことができます。
求人情報に載っている内容を鵜呑みにするのは危険です！見学に行ったり口コミを探してみたり慎重に選んでくださいね！
ハローワークを利用する
保育職は一般の求人誌などでは扱いが少ない為、ハローワークを利用するのもおすすめです。
ただし、ハローワークは保守的なところや昔ながらの職場も多いので、転職サイトなどと併用して利用するのがおすすめです。
転職の心構え
転職は、新しい環境での挑戦や成長の機会ですが大きな不安やストレスもつきものです。そのため、転職を考える場合は、保育士に限らず事前の心構えが大切です。
自分自身の目標を明確に
目の前のことに追われているとつい忘れがちですが、転職する目的や目標を明確にすることが大切です。自分が望むキャリアアップやライフスタイルを考え、それに合わせた転職先を選ぶことが重要です。
自己分析
転職を機に自分自身の強みや弱み、スキルや価値観を改めて見直し自己分析を行うことも大切です。自分に向いている仕事や、それに合った職種や業界を改めて見極めましょう。
情報収集
転職先の職場や異業種に転職する場合はや業界についての情報収集をしっかり行いましょう。思い込みやイメージで転職先を決めてしまうと「思っていたのと違う」となり後悔することになります。
企業情報を調べたり、人材紹介会社や転職サイトなどを活用して現場の声を実際に聞いてみるのも有効です。
自分の強みを知る
良い転職先に就職するためには上手に自己アピールすることが大切です。自分の強みやスキルを改めて考えアピールポイントを伝えられる様に準備しましょう。
ポジティブに
転職は慎重に行うことが大切ですが、あまり神経質にならずポジティブな姿勢を持つことも大切です。新しい環境での挑戦や成長を楽しみに、前向きな気持ちで臨みましょう。
自分自身の目標や希望に合った転職先を見つけ、新しい職場での成功を目指してくださいね♪
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