保育士が就職先を探す時、新卒・中途に共通する「人間関係で失敗したくない」という悩み。この記事では保育士が人間関係で失敗しない為の就職活動の方法をご紹介します。
給与や福利厚生などの待遇は求人票で確認できますが、人間関係や職場の雰囲気などは文字ではわからない部分の情報が知れる方法をご紹介します♪
人間関係で失敗しない!保育士就職活動の方法
人間関係や雰囲気を知るためには見学をさせてもらうことも有効な手段ですが、職場は1人嫌な人がいるだけで苦痛を感じる場となります。30分程度の見学では全ての職員に会えるわけではないですし、園全体をさらっと見れる程度です。
職場の実際の雰囲気や人間関係を知るには、その現場に一度入ってみるか、現場の声を聞くしかありません。
「見学の時にはいなかった主任が実はすごく嫌なタイプだった…」なんていうことも実際にあるんですよね…そこで、現場の生の声を聞くことができる方法をご紹介します♪
1.保育実習先
保育実習ほど現場を生で見れれるチャンスはありません。保育実習がまだの人は就職候補になりそうなところを実習先に選んで、ぜひ気合を入れて臨んでください。なぜならさ保育実習先から「うちで働きませんか?」と声がかかることが結構あるからです。
新卒では縁がなかったとしても、実習で魅力的な園だと感じたら転職の時に候補に入れることができます。「実習でお世話になったことがあって」と言うと優先的に面接をしてもらえたりすることがあります。
私は卒業後に実習先から「今お仕事どうですか?」と電話をもらいいつでもお待ちしていますと言っていただいたことがあります。また数年後にも姉妹園の開園が決まったのでメンバーに加わりませんかと言うお話をいただいたこともあります!
2.知り合いの紹介
先輩が働いている、友人が働いているといった実際の繋がりがある人からの紹介もお勧めです。「〇〇さんの紹介」として就職するとそれだけで親近感が生まれ、意地悪をされたり不当な扱いを受けることが少なくなります。
良い人間関係を築くには事前に何らかの繋がりがあるところを選ぶのはとても有効です。
3.転職・就職フェア
転職サイトが開催している転職・就職フェアもお勧めです。各施設が小さなブースを出していて、採用担当者や園長、保育士などと直接話をすることが出来ます。
ここで気になる園を見つけたら面接を申し込むこともできますし、見学をお願いすることもできます。
こういったフェアに出展している施設は保育士採用の難しさを知っている所が多いので、待遇が良かったり保育士を大切にしてくれます。
転職サイトが主催だと、気になる園があった時に「この園の評判はどうですか?」と質問したり「同じような雰囲気でもう少し給与の高いところはないですか?」と紹介をお願いすることもできます。
転職・就職フェアを開催しているサイト
- ヒトシア保育
- 保育士バンク
どの転職サイトも登録利用が無料で、フェアに参加するとギフトカードやグッズがもらえたりして楽しいですよ♪
4.保育士専門転職サイト
転職サイトとは言っても新卒でも利用可能です。一般的な転職サイトでは保育求人はごく僅かですが、保育専門の転職サイトなら全国の求人が集結していて保育園以外の珍しい求人も扱われています。
- 託児所
- 院内保育所
- ベビーシッター
- 派遣保育士 など
1分程度の登録が必要になりますが、登録しておけば非公開求人と言って一般には公開していない珍しい施設や待遇の良い求人を紹介してもらうこともできます。
無料で、どのサイトもだいたいWEB上で退会できるので就職活動中はとりあえず転職サイトに登録しておくといいと思います♪
お勧めしない探し方
ハローワーク
個人的にハローワークはお勧めしません。その理由はハローワークが掲載無料だからです。保育士は、本来お金をかけて人材を集めるべき重要な仕事です。人件費にお金をかけたくないと言う施設は保育士を大切に扱わず待遇も良くない場合が多いからです。
またハローワークは基本的に求職者主体です。転職サイトのようにいい求人が出たら「いい求人が出ましたよ!」と連絡をくれることはありません。
学校の紹介
保育士は不足している職業なので待遇面をどんどんよくしていっている施設が増えています。「集まらないから待遇をよくする」当たり前ですよね。
逆に言うと「集まるなら待遇をよくする必要はない」ともいえます。
短大や専門学校と繋がりがある保育施設は保育士集めに苦労しません。毎年黙っていても学校からの紹介や講師からの紹介で保育士が採用できてしまうのです。
そうなると待遇面は改善しにくくなります。
最後に
一般企業相手の就職活動は新卒なら何十社も受けたり、中途でも何度も不採用にされたりと大変な思いをします。
しかし、保育は完全に売り手市場で1社しか受けず採用されることも珍しくありません。
- もうちょっと給料が高かったらいいのに
- 休みが取りやすい所がいい
- 家賃補助があったらいいのにな
- とにかく家から近い所がいい
などどんな条件でも妥協する必要はありません。時には交渉も可能です。
でも細い条件が叶う求人を自分で探したり、交渉したりするのはハードルが高いですよね。
だから、知り合いや過去の実習先をあたってみたり、転職サイトを利用して専属の担当者についてもらい代わりに求人を探してもらったり交渉してもらうことがお勧めです。
保育士はとっても必要とされている職業で本当に不足しています。「自分は貴重な存在なんだ!」と自信を持ってわがままに貪欲に就職先を探してくださいね!
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