結婚などにより名前が変更になった場合、幼稚園では旧姓のまま働き続ける人と、新姓に変える人がいます。
しかし、幼稚園教諭免許は新姓への氏名変更が必要となります。この記事ではそんな氏名変更の方法を解説していきますのでしっかりと確認しながら進めてくださいね。手続き自体は簡単ですが、交付されるまでに時間がかかりますので早めの手続きを心掛けましょう。
幼稚園教諭免許の氏名変更方法
幼稚園教諭免許状の氏名変更はどこに申請する?
名前の変更により、幼稚園教諭免許の書き換えをする場合、各都道府県の教育委員会に申請することになります。
「各都道府県」というのは、幼稚園教諭免許の交付を受けた都道府県のことです。幼稚園教諭免許状に記載されていますので確認してみましょう。
幼稚園教諭免許の氏名変更方法
ここからは幼稚園教諭免許の具体的な氏名変更方法の流れをご紹介します。
細かな申請方法は各都道府県によって異なりますので、あなたが幼稚園教諭免許の交付を受けた都道府県の方法に従ってください。インターネットで『教員免許状 書換 ○○(都道府県)』と検索すれば、出てくるはずです。今回は大阪府を例にしてご説明します。
各都道府県によって書式は違いますが、「教職員免許状書換願」といものをHPから印刷します。印刷環境がない場合は、直接取りに行くか、郵送で送ってもらえる場合もあります。
記入例があるはずなので、それに従って記入しましょう。『異動後』という欄が、新しい名前を記入するところです。
必要な添付書類
上記の申請書の他にも添付する書類があります。
・現在持っている幼稚園教諭免許状
・戸籍抄本又は戸籍謄本(証明日から6月以内のもの)
・各都道府県の証紙1,000円分(銀行や警察で購入できます)
・返信用封筒と切手
幼稚園教諭免許状が手元にない場合の申請方法は、【3】でご説明しています。
申請にかかる期間
通常は2か月程度とされています。3月4月は申請件数が多いため、通常より時間がかかる場合があります。余裕を持って申請するのがよいでしょう。
申請にかかる費用
免許状1枚につき、1,000円(証紙で用意)必要です。その他、郵送の往復にかかる費用も自費となります。
幼稚園教諭免許状が「手元にない」or「紛失している」場合
幼稚園教諭免許状がない場合は、再交付を受ける必要がります。通常の書き換えの申請に加え以下の書類が必となります。
・ 教育職員免許状再交付願 (幼稚園教諭免許状の再交付を申請する書類です)
・理由書(再交付を申請する理由を記載したものです)
・手数料として証紙(2,300円分)
通常の書き換え申請書類にプラスして必要となるものがありますので、注意が必要です。
幼稚園教諭免許状 旧姓のままだとどうなる?
「結婚などで名字が変わっても旧姓のまま手続きをしないとどうなるか」ですが、実はそれほど困ることはありません。幼稚園教諭免許状が必要になる場面は免許状の更新や新たな職場で仕事を始める時かと思います。
免許状の更新は旧姓のままでも更新できます。職場に提出する場合は、運転免許やその他のもので「旧姓」と「新姓」の確認が出来れば問題ないでしょう。
しかし、幼稚園教諭免許を使用して働き続けるのであればいつかは変更するべきです。どうせ変更しなければいけないのならば、早めにしておく方がよいでしょう。結婚などで氏名が変更になった場合、運転免許証の更新までは免許証の裏に書かれた変更内容で証明できますが、年々新姓と旧姓の関連を証明するのが難しくなるからです。
郵送ではなく来庁して手続きをする場合や証紙を購入できない場合など、各都道府県によって対応が違います。しっかりと確認してから行うようにしましょう。
これから需要が益々上がる幼稚園教諭免許は、今使っていなくても書き換えておくのがいいですね。
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