保育士の仕事は毎年担当児が変わる為、新人でなくても毎年保護者や子供への自己紹介をする場面がありますよね。深く考えずにしてしまいな自己紹介ですが、実は自己紹介は相手へのイメージを決定づけるとても大切なものです。
そこでこの記事では新年度や懇談で好感度がアップする保育士の自己紹介例や面白いアイデアもご紹介したいとおもいます。
興味のある方はぜひ参考にしてくださいね🎵
初対面の印象が9割!?
人間関係の9割は初対面の印象で決まると言われるほど、初対面は大切です。保育士では新しいクラスになって初めて顔を合わせた時、懇談などできちんと時間を取って顔を合わせた時、どちらも今後の良好な人間関係を築くためにとても重要です。
例えば今後挨拶をし損ねることがあったとして、初めの印象が悪いと「あの先生は無視をする」と思われ、逆に初めの印象が良いと「忙しくて気づかなかったのかな」と軽く流してもらえます。
そして初対面の印象は次の要素で決まると言われています。
見た目55%
「人は見かけによらない」という言葉がありますが、当たり前のことで誰でも知っていることならわざわざことわざにはなりませんよね。「人は見た目通りであることがほとんど」だからこそこの言葉が生まれました。
服装、髪型、体型、雰囲気など見た目に好感が持てるかどうかでその人の第一印象の大部分が決まるのです。
ふっくらしていると「大らかそう」、目がつり上がっていると「怖そう」って思ったことありませんか?
特にニコニコしていると「優しそう」って思いますよね🎵
ただしヘラヘラした態度は「頼りなさ」や「お調子者」の印象を与えてしまうので、真面目な表情と穏やかな笑顔の使い分けが大切です。
声38%
次に印象を決める要素とてい聴覚的要素が38%と言われています。特に子供を相手にする保育士は低くボソボソした話し声より、意識的にワントーンあげてハキハキ話す方が子供にも保護者にも好印象です。
私はハスキーボイスなので高い可愛い声の先生をいつも羨ましく思います。でも、低い声には「安心感」や「落ち着き」があるので、ただ単に高ければいいというものでもないと思います🎵
言葉遣い7%
意外と重要視されないのが言葉遣いです。特に保育士は正しい言葉よりも「優しい言葉」が好まれる傾向にあります。
新卒や社会人経験が浅い場合も、多少言葉遣いが拙くても優しさと丁寧さを感じらえる言葉が使えれば十分に好印象を与えることができます。
自己紹介は単なる挨拶以上の意味を持ち、相手とのコミュニケーションを円滑にし、信頼を構築するために欠かせない要素と言えます。
保育士の自己紹介で大切な4つの事
保育士は営業職や販売職と違い、保護者にとって何より大切なお子さんの命を預かる仕事です。なので保育士の自己紹介は営業職や販売職のような職業とは少し異なった項目を意識することが大切です。
大きく分けて以下の4つを意識するといいですよ!
1. 信頼されること
保育士と保護者の間で何より大切なことは「信頼関係」です。特に、子どもの年齢が低ければ引くほど信頼関係が重要となってきます。
知らない間に小さな傷ができていた、持ち物がなくなった、持ち物が壊れた、どれも保育中に起こり得ることですが保育士と保護者の間で信頼関係がないと大きなクレームに発展することがあります。
年齢の低い子どものはその日の出来事や思いを自分で伝えることができないため、保護者はあれこれ想像し不安を膨らませてしまうのです。普段から信頼関係があれば、直接保育士に確認をしてきたり「これくらい大したことない」と思ってもらえます。
2. 安心感を与えること
保護者はいつも自分の子供にちゃんを目を配ってくれいるのか、愛情を持って保育してくれているのかと心配しています。また安全に配慮されているのかという不安も常に持っています。
保育歴に関係なく、全力で子供と向き合い愛情を注いでいるということを伝え保護者に安心感を与えることは自己紹介でしておくべき大切なことです。
3. 保育観を伝えること
園によって保育方針がありますが、その中でも保育士によって保育観というのは違いがあります。年度の初めは特に子どもも保護者も期待と不安でいっぱいなだけでなく、前のクラスや先生への思いがまだ残っていることがすごく多いです。
「前の先生はこんなことをしてくれたのに」「前のクラスではこんなことしなくてよかったのに」と思う保護者がとても多いものです。
もちろん時間の経過とともに、新しいクラスと担任に愛着を持ってくれますが、自己紹介の時点で自分の保育観や保育方針を伝えておくと日々の保育に対し、保護者から理解が得られやすくなります。
・自立心を育てたい
・一人一人のペースを大切にしたい
・個性を伸ばしたい
・ルールをきちんと教えたい
・のびのびと保育をしたい
・自主性を大切にしたい など
4.想いを知ってもらうこと
保護者というのは意外と保育士のプライベートや個人的なことに興味があるものです。どうして保育士になったのかや、今どんな思いなのかといったことを伝えると距離がグッと近まります。
「先生」というのは意外と謎が多い存在で、保護者は興味津々です。
・何歳なんだろう
・保育士何年目なんだろう
・前はどんなところで働いていたんだろう
・結婚してるのかな
・お子さんいるのかな
保護者とは適切な距離を取ることも大切ですが、適度にプライベートな部分を伝えることで共感が得られたり親近感が湧きますよ🎵
「ちょっと面白い」保育士から保護者向け自己紹介のコツ
1. 「可愛いカバンですね〜!」
新年度の懇談は保護者同士も面識がない場合が多く、教室が静まり返り重い空気が立ち込めていることがとても多いです。
時間になり保護者が揃うまでの時間無言で向き合っているとお互いに緊張感が張り詰めてしまいます。そんな時は時間になるまでの間、話しかけやすそうな保護者を捕まえて個人的な雑談をしてみましょう。
・暑くなりましたねー!私もう半袖です!
・今日の給食の展示ご覧になりました?子ども達すごいよく食べましたよ!
・そのカバンめちゃくちゃ可愛いですね🎵
・昨日荷物多くて大変でしたよね💦
・〇〇ちゃん今日こんなことしてましたよ🎵
送迎の時にすでに面識はあるはずなので、会話のネタが多少はあるはずです!
席が前の人に気軽に話しかけてみましょう🎵
ベテランの先生がよくしています🎵
2. 「緊張で給食が半分しか食べれませんでした」
お忙しい中懇談に足をお運びいただきありがとうございます。たくさんの保護者の方々に集まっていただき、ご挨拶できることを嬉しく思います。
この園の給食はとっても美味しいので、私も時にはお代わりをするくらい食べるのですが、今日は緊張でいつもの半分くらいしか食べられず子ども達に「先生お腹痛いの?」と心配されました。笑
それぐらい今日は緊張しています。
今日は至らない点などあるかも知れません。緊張の為とご容赦いただけますと幸いです。
冒頭で緊張していることを伝えておくと保護者からの厳しい見方が消え温かい気持ちで見守ってもらえます!
そしてさりげなく、園の様子、子ども達の様子、自分のことも織り交ぜておくとさらにGOODです🎵
3. 今日の〇〇で✖️✖️でした!
軽く挨拶と自己紹介を済ませた後に…
今日〇〇をしたのですが、その時にことも達がこんなことを言ってくれて保育士達みんな感動しました。まだ短い期間ですがこのクラスの子ども達はこんな子が多くて日々感動があります。ということをお伝えして本題に移りたいと思います。笑
かたい話を始める前に、子どもの様子と、子どもと担任の関わり方を伝えることで保護者の心とグッとつかみ信頼を得ることで懇談をスムーズに進めることができます!
4. 私、実は…
意外な一面を伝えて親近感を得る方法です。
・私こんな外見なので気が強そうに思われがちなのですが、実はすごく小心者で…
・実は私、子供達にこう呼ばれていて…
・私実は虫がすごく苦手で…
「私、実は…」と言われると、秘密ごとを打ち明けられたような気になって親近感が湧いてくるようです。
【例文】保育士から子供向けの自己紹介
1. 元気いっぱいの自己紹介
こんにちは、みんな!わたしは△△(保育士の名前)だよ。みんなのお友達になれて嬉しいな。一緒にたくさん遊んで、楽しい思い出をたくさん作ろうね!
2. お話し好きな自己紹介
みんな、こんにちは!ぼく/わたしは△△って言うんだ。お話しするのが大好きで、いっぱいお話し聞いてほしいな。おもしろいことやかわいいこと、いっぱい教えてね!
3. 手遊びや歌が得意な自己紹介
みんな、こんにちは!わたしは△△。手遊びや歌が得意なんだよ。みんなと一緒に楽しい歌を歌ったり、面白い手遊びを覚えて遊ぼうね!
4. 絵を描くことが好きな自己紹介
こんにちは、みんな!ぼく/わたしは△△っていうんだ。絵を描くことが大好きで、みんなの絵も見たいな。一緒に絵を描いたり、色んな遊びを楽しもう!
5. お友達と仲良くすることが好きな自己紹介
みんな、こんにちは!わたしは△△。お友達と仲良くするのが大好きで、いっぱい笑って遊びたいな。どんな遊びが好き?教えてくれたら嬉しいな!
これらの例は、子供たちとのコミュニケーションを楽しく始めるための自己紹介のアイデアです。子供たちの興味や好奇心を引き出す言葉を使い、明るく楽しい雰囲気を作っていきましょう。
子供への自己紹介アイデア
楽しいアクティビティで自己紹介
こんにちは、みんな!わたしは△△(名前)って言うんだよ。今日から一緒にたくさん遊んで、楽しいこといっぱいしようね。みんなの好きな遊び、教えて!
おしゃべりタイムを活用して
みんな、元気?わたしは△△(名前)だよ。お話し好きで、いろんな話を聞くのが大好きなんだ。みんなも何か話してくれる?わたしも自分のお話を教えるからね。
愛らしいキャラクターを使って
みんな、こんにちは!わたしはワンちゃんの△△(キャラクター名)だよ。元気いっぱいで、みんなと一緒に遊ぶのが大好きなんだ。楽しいこと、たくさんしようね!
特技や好きなことを紹介して
みんな、おはよう!わたしは△△(名前)って言うんだ。特技は◯◯(特技)で、好きなことは△△(好きなこと)なんだ。みんなも自分の好きなこと、教えてくれる?
歌や手遊びで交流
こんにちは、みんな!わたしは△△(名前)だよ。みんなと一緒に歌ったり、手遊びをしたりするのが大好きなんだ。一緒に楽しい時間を過ごしていこうね!
これらのアイデアは、子供たちとのコミュニケーションを促進し、保育士としての楽しさや優しさを伝えるのに役立ちます。自分の個性を出しながら、子供たちとの絆を深めてくださいね。
【例文】手紙や文章での自己紹介
1. 親しみやすい自己紹介
こんにちは、皆さんへ。私は△△(名前)と申します。保育士として、子供たちとの素敵な時間を共有することが何よりも大切だと思っています。一緒に成長し、楽しい思い出を作っていけたら嬉しいです。
2. 経歴を交えた自己紹介
皆さま、初めまして。私は△△(名前)と申します。保育の経験を積んできた中で、子供たちと共に学び、笑顔で過ごす瞬間が何よりも喜びです。これからもお子さまたちと共に素敵な時間を過ごしていけたらと思います。
3. 保護者へのメッセージ
親愛なる保護者の皆様へ。私は△△(名前)と言います。お子さまの成長をサポートし、安心してお預けいただけるよう、心を込めてお世話させていただきます。どうぞお気軽にお声掛けください。
4. 保育理念を込めた自己紹介
はじめまして、△△(名前)です。私は子供たちが自分らしく成長できる環境づくりを大切にしています。心から笑顔で遊び、学び、成長できるような場を提供できるよう、努めていきます。
5. 感謝の気持ちを伝える自己紹介
皆さまへ。私は△△(名前)です。この素晴らしい保育園でお世話になることに感謝しています。子供たちとともに楽しい日々を過ごし、共に成長できることを楽しみにしています。
これらの例文は、手紙や文章を通じて親しみやすく、信頼感を伝えるためのアイデアです。自分の経歴や理念、感謝の気持ちを交えながら、相手に寄り添った表現を心がけましょう。
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