どんな仕事でもブランクがあると不安になります。特に保育士は忙しい仕事なのでブランクがあるからといって手取り足取り仕事を教えてもらうことはできません。
また平均年齢が若い職場が多いので保育現場を離れているうちに自分の年齢が上がり、年下先輩に仕事を教えてもらわないといけない環境になることが多いでしょう。
ブランクがあると起こる問題をご紹介していきますので、事前に解決できることは解決しておきましょう♪
ブランクがある保育士の不安
保育士としてのブランクがあると保育職への復帰には漠然とした不安があるはずです。漠然とした不安はひとつずつ具体的にして解決していきましょう。
子どもを取り巻く環境の変化
保育だけでなく、子どもを取り巻く環境は日々変化しています。
- 子育ての常識
- 保育園の運営方法
- 家庭環境
- 保護者の労働環境
以前働いていた頃はこうだったのに…と言うことや、当たり前だと思っていたことで注意をうけることもあるはずです。
コロナ禍では保護者の働き方や家庭環境も大きく変わりました。
保育士歴が長いとプライドや経験値が邪魔をして変化を素直に受け入れられないと言う問題が起こる可能性があります。
体力の低下
年齢による体力の低下もありますが、保育現場を離れていたことによっての体力低下もあります。夏は冷房のかかった涼しい部屋、冬は暖房でぬくぬく。そんな環境で過ごしてきたなら、最低限の温度管理の保育所で8時間過ごすとそれだけでも体力を奪われます。
また「しゃべる」というのも実はすごく体力を必要としています。常に子どもに話しかける保育士は想像以上に体力を消費しています。
真夏や真冬の外遊びや運動遊びも普段していないとぐったり…となるはずです。
過去の知識が足を引っ張る
過去に保育士をしていたなら知識不足という問題より「過去の知識が邪魔をする」ということがあります。保育常識の変化だけでなく、以前働いていた園の保育方針や運営方法の違い戸惑うこともあるはずです。
「保育の常識」だと思っていたら「その園だけの常識だった」と言うことが結構あるんですよね。
技術の衰え
保育士に必要な技術と言えばピアノです。ピアノが得意な人なら問題ありませんが、ピアノが苦手でさらに長い間ピアノに触れていない人は働き始める前の練習は必須です。
パートやアルバイトなら弾けなくても問題ない場合が多いですが、正社員ならピアノは弾けて当然と思われていることが多いですよね。
➡︎保育士に人気の転職サイトランキング
15年20年の長いブランク
長いブランクはその期間だけでなく年齢の問題が出てきます。年齢が上の新人は周りも接するのに気を使います。採用担当者だけでなく、実際に現場で働いてる保育士からの理解が必要です。
過去に同じような境遇の保育士を採用していたり、子育て中の保育士を採用していたりと多様な人材を受け入れている施設がオススメです。
ブランク有りで正社員保育士を目指す
長いブランクがあってもパートやアルバイトであればそれほど問題ありません。しかし、正社員保育士を目指すなら少し注意が必要です。
ブランクがあっても正社員として雇いたいと思っている施設はたくさんありますよ♪
子育て中の場合
結婚や子育てで保育現場を離れていた人は、保育士としてのブランクはあっても子育て経験が評価されます。なのでブランクはそれほど気にする必要はありませんが「子育てに理解がある職場」を選ぶことが大切です。慣れない仕事と子育ての両立は大変なので、職場からの理解は必須です。
研修制度やサポートを利用する
仕事に就く前に研修を受けたりサポートを利用したい人は転職サイトの利用がおすすめです。転職サイトの中でも保育に特化したところであれば手厚いサポートが受けられます。
転職サイトの研修やサポートは無料で、転職が具体的に決まっていなくても利用できるのでブランクがある人の就職活動の第一歩にオススメです。
転職サイトで求人を探してもらう
「研修を受けたり準備をしている時間がない」という場合はブランクがある人でも歓迎してくれる求人を探してもらうのが1番です。
求人サイトで「ブランクがある人でも歓迎」と書かれていてもそれが本当とは限りません。実際に働いてみると現場では「使えない」「動きが悪い」と歓迎されないこともあります。
サポートに力を入れている転職サイトは求人を出している施設を実際に訪問して話を聞き、現場を実際に見ているので実情をよく知っています。
全国的に保育士は不足しています。ブランクがあっても未経験でも保育士資格を持っているならぜひ活かすべきです。
ただし、ブランクがあるなら施設だけでなく実際に働いている職員の理解もある職場を選ぶことが大切です。
コメント